こころのサプリメント｢まずは、しっかり休むこと｣

チャプレン室　長濱 カンナ

 

「5月病」は新しいことに取り組んだり、

新しい環境におかれるとかかりやすいと言われています。

情報社会の今、ネットでも対処法を調べることができますが、

聖書はどのように教えているのでしょうか？

 

「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、

わたしのところに来なさい。

わたしがあなたがたを休ませてあげます。」（マタイ11:28）

この聖書のことばは、よく知られています。

このみことばを通して、

イエス・キリストのところに行けば（信じれば）

休むことができるのだというのは何となくわかります。

しかし、具体的にはどのようにしたら良いのか分かりません。

クリスチャンになっても悩みや生きづらさから、

なかなか解放されずにいるのはよくあることです。

 

じつは、具体的にどうしたら良いのか、

それについての答えはこの先にあります。

「わたしは心優しく、へりくだっているから、

あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。

そうすればたましいに安らぎが来ます。

わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」

（マタイ11:29－30）

 

イエス・キリストは、わたしから学びなさいとおっしゃっています。

イエス・キリストの背負っている重荷がどういうものなのか、

あらゆる場面で、どのように対処しておられるのか、

一緒にいて、一緒に働いていく中で、見て学びなさいと。

 

もしかしたら、気の休まる穏やかな生活ができるはずなのに、

自分で自分を苦しめるような生き方をしてしまっているのかも？

 

上記の聖書箇所を、きちんと読んでみると

イエス・キリストがどのように生きておられたのか、

どのように過ごされていたのか、イエス・キリストだったらどうなさるのか。

そこに私たちが学ぶ、大きなヒントが隠されていることがわかりますね。

 

私はチャプレンの働きを担い、

クリスチャンとしても聖書を学び続けていますが、

学べば学ぶほど、まだまだ分からないことが多くあると思い知らされます。

しかし、その度に新しい発見があり、分かった時には喜びがあります。

これを機会に、改めて聖書の学びを深め、

それをシリーズで分かち合っていきたいと思います。

 

その前にまず「疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。」

とあるように、やはり心身ともに休むことは大切であることを教えられます。

 

特に、辛い状況におかれ、心身ともに疲れておられる皆様においては、

イエス様の元で、しっかりと休む時が与えられ、エネルギーがいただけますように、

心から、お祈りしています。