若年性認知症カフェ
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若年性認知症カフェ
2025年9月20日(土) 13時~16時10分
【会場】 普天間 新オレンジサポート室
【参加者】9名(当事者:0名、家族:6名、支援者1名、行政1名、一般1名)
交流会(近況報告)
当日の様子
まず参加者全員で自己紹介と近況報告を行い、和やかな雰囲気で会が始まった。
体験共有①:夫の認知症が進み服薬管理が難しい状況を報告。「薬を用意すると『バカにしているのか』と怒られる」と語った。カラオケに連れて行くと一時的には安定するが、症状は繰り返えされ、飼い猫が大声に驚いて逃げてしまうという体験が紹介された。
体験共有②:夫を施設に預けた方は、参加者から「自分も葛藤があったが他者から『預けることも介護』という言葉に救われたよ」と話に、その発言を聞いて安堵し涙を流されていた。他の参加者も「預けることも介護」という言葉に多くの共感が寄せられ、介護の選択についての対話も深まった。
行政からの情報提供:ご家族から「ヘルパー不足をどうにかしてほしい」「ボランティア制度が煩雑で実際につながらない」という声があり、県庁職員より、深刻なヘルパー不足とその対応について報告。資格がなくてもできる家事援助移動支援を制度化する方向性や、民間事業者との連携、来年度からの新サービス展開の見通しが示された。

おわりに
今回のカフェでは、日常の中での介護の困難さと工夫、そして「預けることも介護」という視点が共有された。初参加の方もいて体験者からのアドバイスに涙を流されていた。参加者は「ここは安心できる場」「一人ではない」と実感し、行政とのつながりの中で現場の声を施策に届ける一歩となった。今後も、誰もが安心して参加できる居場所づくりを続けていく。
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