『ユマニチュードについて』の講演会を開催しました

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『ユマニチュードについて』の講演会を開催しました

フランス発「奇跡の認知症ケア」と呼ばれ現在、世界中で注目されている「ユマニチュード」について開発者であるイブ・ジネスト氏と本田美和子氏(東京医療センター )をお招きして講演会を開催しました。

フランスは人権宣言に代表される人権感覚や哲学を生み出した土地でありながら、一方でまるで反対の人の自由を奪う「抑制」が医療や介護の業界で行われていたことから、ジネスト氏は「自由」「愛」「友愛」の精神をケアの世界にも取り入れたいと「ユマニチュード」というケアの研究を始められたそうです。「抑制」は暴力であると断じ、医療や介護とは自由や愛を実践するための職業だから「抑制」しないことが私の職業的使命であると、実践具体的なケアの方法を解説しながら、ユーモアも交えつつお話していただきました。また、講義の前には実際に老健と病棟を巡回し、ケアがうまくいかずに悩んでいる利用者にユマニチュードを実践していただき、その驚くほどの反応と変化が生れたことに主治医も職員も驚くとともに、認知症ケアの奥深さを見せて頂きました。

 

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人は手のつなぎ方ひとつからも、その人との上下関係や距離を表現しているとし、この手の取り方は「友人」「恋人」「信頼」「抑圧」と一つ一つ事例をあげていただきましたが、医療や介護のスタッフは、気づかないうちに「抑圧」的にふるまっていることも自覚させられました。無意識のうちに医療者が非言語的なコミュニケーションで利用者の自由を奪い不快な思いをさせてしまっている事に反省し、今後は接遇等、言語によるコミュニケーションだけでなく非言語的なコミュニケーションの学びの重要性、必要性を痛感させられました。ケアの原点に返る研修であったと感じました。

 

 

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