病院長あいさつ

 病棟の窓からは、今では世界遺産となった中城城址の勇壮な城壁が間近に見渡せます。1987年に創業の当院は、30周年と云う歴史的節目を来年(2017年)迎えます。時は日本経済が高度成長の絶頂期の頃、一方では寄る辺の無い認知症老人の医療に焦点を当て、115床の精神科病棟から出発した当院ですが、現在では223床を擁する中堅の回復期~慢性期を支える病院として、中部地区の医療を担っています。外来診療から入院治療まで、認知症老人の包括的な診療が当院の看板ですが、加えて急性期病院からバトンを受け取る亜急性期の内科病棟と回復リハビリテーション病棟、そして寝たきりとなった神経難病や精神科疾患の終末期医療にも積極的に取り組んでいます。病院の理念である「老いていく人達に共感を持ち、この方達の身体と心と魂をも、ともに支えていける病院」を旨に、500人余の職員が日夜、奮闘している病院です。

 当院は県立中部病院、中頭病院、中部徳洲会病院、ハートライフ病院等、急性期を担う病院の後方病院としての役目を担う傍ら、老健施設、診療所、訪問看護、小規模多機能施設、デイケア、デイサービス等々を擁する医療法人アガペ会の軸となって、地域の老人医療に取り組んでいます。

 小生は赴任してまだ2年弱の経験しかありませんが、活き活きと働く職員の笑顔に日々感動しています。創始者である田頭政三郎会長は病院設立の指針として、「患者を第一にした良い医療をすること」と同時に、「ここが職員の生きる場所であることを銘記すること」を挙げています。クリスチャンである会長の博愛精神に裏打ちされた信念が、職員一人ひとりに浸透してできた本物の愛(アガペ)の病院です。地域に信頼され、地域と共に歩む病院として、より一層の精進をして行きたいと決意するところです。 

北中城若松病院 病院長
當銘 正彦
北中城若松病院の住所・連絡先