こころのサプリメント

「愛に根ざし、愛に基礎を置いて」

チャプレン室 伊是名 雅弥

 
「・・・また、愛に根ざし、愛に基礎を置いているあなたがたが、すべての聖徒とともに、その広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解する力を持つようになり、人知をはるかに越えたキリストの愛を知ることができますように。」
(エペソ人への手紙3章17~19節)
 
息子が祖父の誕生日に、鉢植えの一輪のランの花をプレンゼントしたことがあります。
祖父はとても喜んでいました。
 
風通しのいい場所に置いて、土の渇き具合を見て、適度の水やりをすることによって、ランの花は数か月たってもきれいに咲いていました。根が必要な養分を吸収して、花に潤いを与えていたのです。
 
聖書は、私たちに「愛に根ざし」、「愛に基礎を置いて」生活するようにすすめています。
「根ざす」「基礎を置く」という言葉は、植物と建物に関連する言葉です。
植物にとって、どのような土に根ざすかが成長のポイントになりますし、建物を建てる場合にも土台となる基礎の部分が重要なことは言うまでもありません。
 
あわただしい日々の生活の中で、仕事や家事、子育て、親の介護に追われて、心にゆとりがないと言われる方も多いのではないでしょうか。
心にゆとりがなくなる時に、他者への配慮も薄れてしまい、怒りやいら立ちが込みあげてくる時もあるのではないかと思います。
 
協調して歩調を合わせることも難しくなって、これまで築き上げた関係がだんだん維持できなくなり、仕事や家庭も打算的になってしまう場合もあるでしょう。
焦る気持ちとは裏腹にやるべきことがはかどらず、疲れを感じてしまう。
 
そのような時、立ち止まって、聖書に記されている神の愛のことばを聞いて見ませんか。神は私たちを愛しておられ、私たちと共におられて、私たちの持っている全てのことを最善に導かれるお方です。
 
神の愛に根ざし、神の愛に基礎を置いて歩む時に、心が整えられ、やるべき手順と優先順位も見えてきます。自分一人で頑張るのではなく、共におられる神が支えて下さいます。
 
神の愛に生かされ、神の愛に生きるライフスタイルは、心にゆとりを与え、喜びと希望に満ちた生活に変えて下さいます。
皆様の上に主なる神の祝福が豊かにありますようにお祈りしています。