こころのサプリメント

「心の貧しい人は幸せ」

チャプレン室 田中 歩美

 
聖書の中に、「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだから」(マタイの福音書5章3節)という言葉があります。
心が貧しい人というのは、自分の限界を知っている人、自分ではどうすることもできなくて、神様に助けてくださいとお願いできる人、神様に頼ることができる人のことです。
 
私の両親はクリスチャンなので、私は赤ちゃんの頃から教会に通っていました。
小さい時から神様を信じるようになりましたが、神様に全面的に頼って生きていたかというと、違いました。
私は学校を出て、会社に就職し、事務の仕事に就きました。
仕事は忙しくて、大変なこともありましたが、やりがいもあって楽しかったです。
そうしているうちに、私はいつのまにか、神様にではなく、仕事や自分に頼っていくようになりました。神様のつながりで成長していくはずの心が止まったままでしたので、私の心は元気がなくなっていき、行き詰まってしまったのです。
私は身も心も、自分の弱さにぶつかって、ボロボロでした。
 
その時、気づかされたのは、私は神様に頼って生きていなかったということでした。
私は自分の弱さに直面し、仕事を続けるのが難しくなってきました。仕事を続けたいけれども、自分の力ではもう続けられなかったのです。
「私は神様がいないと生きていけません。神様助けてください!」と祈りました。
その後も様々なことがあり、とても落ち込んだこともありましたが、共に歩んでくださった神様のおかげで、少しずつ元気になっていきました。
今では不思議と沖縄の地に導かれ、利用者様や療養者様やご家族の方々、また職員の方々と一緒に過ごすことができて楽しいです。
 
私が今まで神様に支え続けられてきたように、皆さんお一人お一人のことも神様は支えてくださいます。
私が自分の力では生きていけないと神様に頼った時、神様は私を守ってくださいました。
同じように、皆さんお一人お一人のことも、神様は大切に思って守ってくださいます。
皆さんの上に、神様の豊かな祝福がありますようにお祈りします。