こころのサプリメント

「心を快適にする」

チャプレン室 長濱 カンナ

 
もし人の罪を赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたを赦してくださいます。
(マタイ6:14)
 
最近では、医学の世界でも怒りを持ち続けるのは体に良くないとおっしゃる医師が多くいます。
 
相手から悪いことをされたのに、怒りを治めその人を赦すというのは難しいことです。
しかし、赦すことができて心身ともに快適に過ごせたらどんなにいいかとも思います。
 
私の幼い頃のお話です。
私が小学生(高学年)の時、友達同士一緒になってA子ちゃんの悪口を言っていました。
その時は、みんなからそのように言われるA子ちゃんが間違っていて、自分は正しいと思っていました。
しかし、ある時、A子ちゃんが他のお友達と一緒になって私の悪口を言っているのを聞いて愕然としました。
私の心が押しつぶされ、まるで自分が否定されたような気持になり、つらかったのですが、言っていることは当たっていると思いました。
私は、自分の非を認めて改めることで友人関係を構築したいと思ったので、それ以来、相手を赦す気持ちになり、自分も改めるように心がけました。
その後A子ちゃんと友好な関係を築くことができるようになりました。
 
子どもであろうと大人であろうと、ケースは様々あると思います。
しかし、子どもの頃は互いに赦し合うのは簡単だったような気がしますが、大人になると気持ちが複雑で簡単にはいかないケースが多いように感じます。
 
「自分は正しいことをしている。」
「自分も間違っている。だけど、私よりも相手の方が程度を超えている。」
などと自分を正当化しているかもしれません。
しかし、自分では気づかないところで、他者は私の非を見ながらも私のことを赦してくれているかもしれません。
 
自分の悪口を聞くまでは、私は良い人間だと思っていました。
しかし、幼いながらも自分の中にある非を自覚した瞬間でした。
あれから大人になり、聖書で言われている罪というものを知って、改めて自らを振り返った時に、神様からの赦しを受けているところから私自身が新たな人生を始めることができました。
 
神様は、すでに私達をお赦しになっておられます。
赦すという決断をしたときに、怒りと憎しみに縛られていた心が解放され、真の平安に満たされるという経験をするでしょう。