こころのサプリメント

「春のブライダル・シーズンを迎えて」

チャプレン室 林 利行

 
以前、これから結婚式を挙げられるお二人とその両親から「結婚式について学ばせてください」と頼まれました。お話を伺うと「しっかりとした心の準備をして挙式に臨みたい」ということでした。私はそのご要望に沿って聖書を通して結婚カウンセリングをしました。
 
・妻に対する教え
妻たちよ。あなたがたは、主に従うように、自分の夫に従いなさい。 なぜなら、キリストは教会のかしらであって、ご自身がそのからだの救い主であられるように、夫は妻のかしらであるからです。 教会がキリストに従うように、妻も、すべてのことにおいて、夫に従うべきです。(エペソ人への手紙5章22節-24節)
 
・夫に対する教え
夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。キリストがそうされたのは、みことばにより、水の洗いをもって、教会をきよめて聖なるものとするためであり、ご自身で、しみや、しわや、そのようなものの何一つない、聖く傷のないものとなった栄光の教会を、ご自分の前に立たせるためです。そのように、夫も自分の妻を自分のからだのように愛さなければなりません。自分の妻を愛する者は自分を愛しているのです。(エペソ人への手紙5章25節-28節)
 
結婚式とは、一人の男性と女性が、神様と集まった人々の前で夫婦となり、一体とされたことを宣言すべきものです。
 
男性は、この式を通してあなたが妻と呼べる女性は唯一人、目の前にいるこの方だけとなります。女性も同じです。お互いが唯一の夫となり妻となる、その自覚をもって挙式に臨みなさい。また、神様の恵みによって、お二人に子供が与えられたら、夫は父親となり、妻は母親になるのです。その立場にはそれに相応しい心と言葉があります。聖書からしっかり学んでくださいねと勧め、お二人の祝福を祈りました。
 
同席していた新婦のお父さんが涙を流していました。涙の意味をお尋ねしますと「私たちが若かった頃は、人生の先輩たちに、今語られた同じことを聞いてきました。しかし、今の若い人たちは(自分の娘も含めて)、結婚式を余興のように楽しんでいる姿に心を痛めていました」と話されました。
 
お父さんは二人に言いました。「夫婦になる自覚を持ちなさい。このことに思いを込めて結婚式の準備をしなさい」と。
 
聖書は男性、女性に対したメッセージ。夫と妻へのメッセージ。父親と母親に対したメッセージが記されています。それぞれの立場には相応しい心があり、その心から出る言葉があります。聖書から学んで、その心を整えていきましょう(次回に続きます)。