こころのサプリメント

「沖縄の桜と東京の桜」

チャプレン室 田中歩美
 
私が沖縄に来たのは、桜はすでに散ったあと、去年の3月後半でした。
東京の桜は4月に満開を迎えるため、「沖縄の桜は1,2月に咲くんだよ」と教えていただいたときは、とてもビックリしたものです。
「沖縄の桜は内地とは違うんだよ。色も濃いし、咲いても、花びらがひらひら舞うことがない、花ごと落ちるんだよ」と、その方は笑って教えてくださいました。
 
それ以来、私は沖縄の桜を見ることを楽しみにしていました。
そして、ついに1月、2月がやって来ると、ところどころで、鮮やかなピンク色の花をつけた木を見かけるようになりました。
とうとう桜が咲き始めたのです。
私は嬉しくて、桜の木の近くまで行き、まじまじと眺めました。
花の色は濃いピンク色で、梅のように点々と枝についています。
確かに、東京の桜とは違います。枝が隠れるほど、覆いかぶさるように大量の花が咲くわけでもなく、強風に吹かれても、花びらはひらひら舞うこともありません。
それでも私は、沖縄の桜がとても可愛く思えました。
何度見ても飽きません。
緑の木々の中に、時折見える、鮮やかなピンク色の桜を見るたびに感動します。
 
桜は様々な種類があり、どれも素敵な花を咲かせてくれます。
それと同じように、私たち一人一人は、顔も背格好も性格も、みんな違いますが、神様にとって、一人一人が愛おしい存在です。
 
聖書には次のような言葉があります。
「主は喜びをもってあなたのことを楽しみ、その愛によって安らぎを与える。」ゼパニヤ書3章17節
 
桜にも色々な種類があって、どれも素晴らしい花を咲かせ、私たちを楽しませてくれるように、神様もまた、私たち一人一人が違った姿や性格を持ちながら生活していることを、心から喜んで楽しんでくださっています。
その思いは、私が沖縄の桜と東京の桜を喜ぶ以上に、大きくて深い愛です。
神様が私たち一人一人を見るとき、そこに誰かとの優劣をつける比較はありません。
一人一人の違いを愛され、喜びを持って、私たち一人一人の人生を、共に楽しんでくださる神様がいます。皆様に神様の豊かな祝福がありますように。