認知症カフェだより

平成31年2月9日(土) 10時~12時 来場者19名

(ミニ講座)「認知症と生きがいのある生活」 講師 医師 豊福 正人
(司会進行)宮平 秀美
 
現在、97歳でほとんどみんな認知症という統計結果があげられ、2人に1人が認知症になる時代と話される。
その中で「生きがい」(Purpose in Life)尺度があげられ、「生きがい尺度」の得点が高いとアルツハイマー型認知症が発症しにくく、また、生きがいを持っていると認知症発症だけではなく進行を抑える効果もあると説明があった。
短いビデオ上映もあり、認知症を受け入れ、生きがいを持って前向きに過ごされている当事者の生の声が聴けた。その中で、当事者の方々の認知症受け入れ時の苦悩や、”当事者同士の会”に参加する事で前向きになれた事などを当事者が語っていた。また、認知症の方々が働いている”注文をまちがえる料理店”の紹介、海外の認知症病院の紹介もがあり、デンマークでは理学療法士によるケアについて、フランスでは認知症薬が医療保険適応外になっている事について上映されていた。講師は、薬で症状にアプローチする以外にケアで症状緩和を図る事も重視であると話されていた。
高齢社会、認知症が増える時代でやはり重要なのは、認知症の早期発見・早期治療であり、加えて「軽度認知障害(MCI)のさまざまな治療」についても説明されていた。また、「認知症の人が自分で決める」(当事者主体)の重要性についても話されていた。
 
講座終了後
質疑応答では7名から質問があった。認知症診断をするにはどのような医療機関に行けば良いか?、高齢者施設にはどのような施設があり、合わない施設に入所してしまった場合はどうすれば良いか?、認知症告知はしたほうが良いか?、認知症の自覚のない方を医療機関に繋げるまでの本人へのアプローチについて、疾患症状・薬について等の質問があり、質問に対し、講師による解りやすく丁寧な説明があった。

20190209
    
アンケート

  • 話だけではなく、いろんな体操もしてほしいです。体操するのかと思い、それを楽しみに来たのにちょっと残念です。女性
  • 認知症が初期だと当事者が理解することで、出来る事、やっておきたい事がたくさん出来る事がわかり、すごくためになりました。私の父は今老人ホームに入っていて、認知症の症状がありますが、自分自身は認知症である事をわかっているかは微妙です。日によって感情が違います。趣味もないまま認知症になっているので、生きがいがないように見えてなりません。また良い情報が聞けたらありがたいです。45歳女性
  • 認知症について色々学ぶ事が出来たので参加して良かったです。女性
  • 「本人が決める」「症状は家族や周りの対応の鏡」などとても大切な事を教えて頂きました。女性

 
まとめ
今回、”生きがい”について考えさせられ、また”生きがい”と認知症発症や症状進行との関連性について知る事ができ、大変勉強になりました。
受講者からは、今回の講座の内容は、知らないことが多かったのでとても勉強になったという声が多くありました。介護家族、医療者にとっては、すぐに実際のケアに活かせる知識や情報があり充実した講座であったと思います。
今回の運営上の反省点としては、講座~質疑応答までと長かったが、間に休憩や体操を計画的に取り入れなかった点があげられました。