認知症カフェだより

平成30年6月9日(土) 10時~12時 来場者17名
 
10時からの認知症疾患医療センターの富永実研さんに「高齢者と自動車運転免許証」という内容でミニ講座を行ってもらいました。
昨年75歳以上のドライバーの死亡事故は全体の13%で増加の一途をたどっているなか、8割超の方が事故を起こす3年前までは無事故・無違反であり、また高齢者運転死亡事故の85歳以上は4倍となっている現状であることや、道路交通法改正から1年改正後は75歳以上の免許更新や、一定の違反行為をした際、認知機能検査で認知症の恐れのある場合は医師の診断が義務化とされ認知症と診断されれば免許取り消しの対象となる。認知症のおそれのある高齢運転者の手続きとして、運転免許の更新や75際以上の方が特定の違反行為をした際は認知機能検査を実施し、第1分類の場合公安委員会より「診断書提出命令書」または「臨時適性検査通知書」の発行とし、「診断書提出命令書」はかかりつけ医などへ受診(診断書発行は自己負担)、「臨時適性検査通知書」は公安委員会指定の専門医へ受診(全額公費負担)へ診断結果、認知症と診断されると免許取り消し、認知症でなければ運転免許の継続となる。
講師の富永さんより、認知症の方が起こした事故の1例がきっかけとなり、政府も道路交通法改正へ急ピッチに進んだ事例を話されていました。男性87歳この方は事故前日の朝自宅を出発し、翌日事故を起こすまで継続的に車を走らせていた(2カ所給油をしている)。この軽トラックは集団登校中の小学校の生徒に突っ込み1年生の男子生徒が死亡するという事故を犯してしまった(事故当時この方も疲労で疲れ切っていた状態だった)。この方は自宅から出た原因は「ゴミを捨てに出た」「道に迷った」と話され、県警は判断能力を見極めるため、精神鑑定は必要としているとある。また、この事故によるネット掲示板(SNS)への書き込みの内容が心が痛くなると感じ、確かにこの方が起こしてしまった事故は取り返しのつかない事であるが、このネット社会によりこういった一方的に非難し心ないような書き込みを書く事そのものも社会問題だなと思うことがある。
 
20180609cafe
 
(アンケート)

  • 常に親の運転について気になるところですが、真剣に考えて自主返納の説得をしていきたいと思います。参加してよかったです。 <40代女性>
  • 免許を取り上げられた方のその後のケア(支援する制度)が確立されることを望みます。無料パス(交通)・いきがい作りなど国の予算で! <40代男性>
  • とても考えさせられる内容でした。特に事例での話は家族(被害者)の気持ちやSNSの反応は正直何と言っていいのかわかりません。当事者の今までの生活歴や家族の事を考えると、SNSは本当に他人事で無責任だしこういう世の中に自分が何もできない事にももどかしさも考えます。また参加したいです。ありがとうございました。 <20代女性>
  • 高齢者の運転に不安を感じていたので今回の講演を聞けて良かったです。本人・家族にとっても、もし事故が起こってしまうと不幸なことですし、今後のことを考えていかないといけないなと思いました。専門的な話を事例を交えながらのお話とても良かったです。ありがとうございました。 <30代女性>