認知症カフェだより

平成30年4月14日(土) 来場者5名(午前4名、午後1名)
 
(午前)
歯科衛生士の久場島利美子さんによります「認知症と口腔ケアについて」という内容でミニ講座を行ってもらいました。
まずは口の中を他人に見られる、触られるという行為は健常者であっても歯医者に行けば緊張するものなので、認知症の方々は口腔ケアといわれても、言葉の意味の理解が難しかったり、行為自体を理解できていない場合があるためケアに当たる人は細心の注意が必要である。
認知症の方の口腔ケア拒否で困っている事例や義歯で困っていること、問題行動の原因はどのような理由があるのか?などをわかりやすく教えていただきました。
講義の中でご本人様の生活歴がとても大事で、元気な頃は朝の起床後すぐに歯磨きを行っていたり、入浴時に歯磨きをしていたり、もともと歯を磨く習慣がなかったり・・・と口腔ケアの拒否に至るにはその人なりの理由があり、ケアをする側はご本人様の生活歴も想像しながら配慮しなければいけない等がとても勉強になりました。
また、ご本人様の動作に合わせることも重要で、食べる動作や諸々の動作のゆっくりな方のケアに入るときは口腔ケアのスピードもその方のスピードに合わせることも重要であることや、口腔ケアをしながら口腔内の観察もできるなら行った方がよい場合もあること。(虫歯の有無や歯茎の状態観察)常に相手の立場に立ってケアを行うことがいかに大切かを教えていただきました。
 

来場者からの質問では
Q 「事例に上がっていた男性は痛みの訴えはなかったのですか?」(事例:口腔ケアの時に粗暴行為がある方で、誤嚥性肺炎を繰り返していたため口腔ケアは常に必要な状態だったため4 名掛かりで口腔ケアしていたが、虫歯があることにご家族が気づかれて、全身麻酔にて抜歯したところQOL 向上につながった。)
A 認知が進行してしまい失語が出現し訴えることができなくて、口腔ケアの際に拒否していた。
Q 歯磨きやうがいはしっかりできるが口臭が気になる方がいるが、何が原因となっているのでしょうか?
A 口腔内の原因と考えられるのは、虫歯や歯周病、歯肉炎なので、ケアの時に確認ができるようなら確認した方がよいと思います。また内臓疾患が原因となる場合もあるので観察が大切だと思います。
 
まとめ
今年度最初の認知症カフェの開催でした。歯科衛生士の久場島利美子さんによるミニ講座があり「認知症と口腔ケアについて」お話して頂きました。
5名の来場者であったが講座終了後は質問等もあり内容の濃い講座となりました。午後からは来場者2名となりました。
今年度よりデイケアあしゃぎを中心に行っていた認知症カフェを、デイサービスきたなかぐすくと協力しながら開催する事となりました。認知症カフェの開催や広報等も一緒に行っていきます。
また今年度からは毎月(第2 土曜日)開催となり、たくさんの方へ周知して頂き多くの参加者に来て頂くようにしていきたいと思います。